この記事では、以下のことについて紹介しています。
ハムスターにヒーターは必要?
結論から伝えるとハムスターに”ヒーターは必要”です。
ハムスターの寒さへの耐性について本やインターネットで調べると、適温は20~26度となっております。日本の冬を考えると必要ですね。
ですが、元々生息している場所はロシアやモンゴル、カザフスタンと日本よりも北に住んでいますので、ハムスターの生息地を知っている方は一見寒さに強いように思えますよね。
それではなぜ、ハムスターの適温は、20~26度なのでしょうか?
それは、元々生息している地域では、ハムスターは土の中に穴を掘って暮らし、寒さがキツくなってくると冬眠をして越冬し寒さを凌ぐためです。
飼育しているハムスターも当然寒くなってくれば冬眠を行いますが、室内で飼っている際の温度変化や日本の冬の気候の影響で冬眠を行うとそのまま亡くなってしまうケースが、とても多くなってしまいます。
そのため、ハムスターの飼育においては、冬眠させず、温かいまま過ごしてもらった方が、長生きできるというわけですね。
ハムスターの冬眠のスイッチには、外気温が関係をしており、15度を下回ると冬眠の準備を始めるようです。
そのため、ヒーターやエアコンを使用し、15度を下回らないようにしましょう。
一番手っ取り早く、管理が楽なものはエアコンですが、エアコンは冷やすより温めるほうが電気代がかかり、乾燥もしてしまいます。
乾燥するとインフルエンザウイルスなども流行りやすくなってしまうため、加湿器などの湿度調節などの手間も通常よりかかってきます。
そのため、ハムスターのためだけに暖かくするのであれば、エアコンよりヒーターの方が、エコで、管理しやすいと個人的には思います。
それでは、私の実際使用している使い勝手の良いハムスター用のヒーターを紹介します。
ハムスターのヒーターのおすすめ
私が実際使っている、使い勝手がよく、安全なヒーターはこちらです。
GEXから出ているシートヒーターというものです。
下が楽天市場。
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こちらを私は愛用しています。他のヒーターと比べて優れている点は以下
ヒーターが薄い
このヒーターが優れている点の一つに、ヒーターが薄いことがあります。
ヒーターが薄いことで、ハムスターケージの床の下に設置でき、ハムスターケージ内の圧迫をせず、また、設置場所も通常のものより融通が効きます。
他のヒーターは、厚さがあるため、ハムスターケージの床の下に設置できず基本的にハムスターケージの中に設置する形になります。
ケージ内に設置をすると様々な弊害があります。次で説明しますね。
ハムスターケージの外に設置できる。
このGEXのハムスター用ヒーターの最大の利点とも言える点が、ハムスターケージの外に設置できる点です。
外に設置すると何がいいのかと言いますと、
- ハムスターが誤ってコードを噛まない
- ハムスターケージ内でインテリアを邪魔しない
- 室温の変化にすぐ対応できる。
という点があります。
飼育している側からするととてもありがたいものばかりです。
ヒーターが外にあることで、ハムスターがコードを噛むことがなく、外出時にも故障や、万が一の事故なども非常に少なくなります。
また、ケージ内に入れないことで、配線の取り回しを考えずにすみ、不要な固定などもせずにすみ、それぞれのハムスターケージに合うヒーターを購入せずに一つでさまざまなケージに対応できます。
ヒーターを使用している中で室温が上がって適温から外れると、ヒーターを温度の影響のないとこに移動させなければなりませんが、ハムスターケージの外に置いておけばハムスターをケージを開けて驚かすことなく、移動できます。
ハムスターケージの外におけるこのヒーターは考えれば考えるほど大きなメリットが盛りだくさんです。
ヒーターにサイズ展開がある
それに加えて、ケージのサイズや、置き方に合わせて対応できるサイズの展開があります。
サイズはS、M、Lの3種類でジャンガリアンハムスターなどの小型のハムスターケージから、ゴールデンハムスター、うさぎまでとかなり広い範囲のケージをカバーできます。
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GEX シートヒーターL 【保温/快適/温める】【ハウス/ラビットケージ/寝床】【ハムスター/うさぎ/リス/モルモット】【小動物】 価格:5630円 |
また、サイズによって消費電力や購入価格なども違うので、お財布にも優しいですね。
私の使用しているゴールデンハムスター用のケージでは、Sサイズを使用しております。
使用しているケージはこちら
このハムスターケージのハウスの下に来るようにケージの外に敷いて暖めています。
使い勝手についてや、温度の上がり方については、下記を参照してください。
ハムスターのヒーターを実際に使ってみた
それでは、GEXのハムスター用のヒーターの使い勝手をお伝えします。
皆さんが知りたいのは、
かと思います。
それではそれぞれ見ていきましょう。
ハムスター用のヒーターはどのくらい温まるのか
実際に私が使っているSサイズのヒーターを使用して、どれくらい温まるのか確認していきます。
使用している環境はこちら
・GEX シートヒーターS
・グラスハーモニーマルチ
・ミニマルランド やさしいペーパーマット
・マルカン ゴールデンの覗いて安心ハウス
この環境で、ハウスの下、ケージの外にヒーターをそのまま設置しております。
測り方は、ケージの温度計とハウス内に刺す温度計で測りました。
床材が入ったハウスの中に温度計を指して温度が安定するところで温度を確定しました。参考としてケージの温度計、ハウスを測った温度計の精度がどちらも±1℃となっています。最大でも2℃ほどの差です。
1回目
ケージの温度計 19.4℃ ハウス内の温度計 26.4℃
2回目
ケージ内の温度計 16.2℃ ハウス内の温度計 23.6℃
となりました。だいたい、ハムスターヒーターの当たる面積のところでは、プラス7℃ほど上がるようです。
ハムスターの適温が、20~26℃になりますので、周りの気温が13℃前後まで活躍してくれそうです。
それ以下になると、毛布でケージを覆ったり、ヒーターのサイズを大きくしたりして対応すると良いかと思います。
ハムスター用のヒーターはどこまで温まるのか
それでは次に私が使っているハムスター用のヒーターは、どこまでの範囲をカバーしてくれるのか、検証してみました!
上と同じケージで右端にヒーターを設置し検証した結果、ケージの真ん中で、室温よりプラス一度ほどしか温まりませんでした。
ヒーターを敷いて、ケージの中の多くを温めたい場合には、サイズの大きいものを購入する方が良い結果となりました。
ハムスター用のヒーターで影響のある範囲は、ヒーターサイズの1.1~1.2倍ほどと考えて良いかと思います。
まとめ
- ハムスターは寒いと冬眠をしてしまう可能性があるため、ヒーターなどで加温が必要
- 私のおすすめするヒーターはGEXのハムスター用シートヒーター
- 上記のハムスター用シートヒーターで温まる温度は、プラス7℃ほど
- 上記のハムスター用シートヒーターで温まる範囲は、ヒータープラス1.1~1.2倍ほど
今年も寒い季節がやってまいりました。それでも、愛しいハムスターと過ごせば、心も温まりますね。
飼っているハムスターに寒い思いをさせないためにも、ヒーター等で加温し、冬眠させることなく冬を乗り越えましょう!
あなたとあなたのハムスターの温かい関係を応援しております。