【美味しい?】ハムスターってアボカド食べられる?【危険?】

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この記事では以下のことについて紹介しています。

ハムスターってアボカド食べられるの?

サラダにオカズに主役級の働きをしてくれるアボカド。与えることができるならハムスターにだってこの美味しさを教えてあげたいですね。

ハムスターはアボカドを食べられるのか?その答えは「食べることができません」

なんとも悲しい結果になりました。その訳を確認していきましょう。

アボカドの毒性のもとである「ペルシン」これは、ハムスターのみならず、犬、猫、うさぎあらゆる動物への毒性が見られています。人だけがこの毒を克服しています。

ハムスターにとって最悪の場合は死にいたる強い毒性があるため、調理でアボカドを使った後などには、必ず手洗いをしてハムスターに触れるようにしましょう。

ハムスターへのアボカドの毒性について

上記でもお伝えしたとおり、ハムスターに対して強い毒性を持つアボカドのペルシン、詳しくその内容を確認していきましょう。

アボカドの毒性「ペルシン」は人以外の動物が摂取すると、心筋組織の損傷、呼吸困難、不安、虚弱、無気力、浮腫、乳腺炎を起こし、大量摂取の場合、呼吸停止、心臓の不整脈を起こし死に至ります。

また、毒性の発現の摂取量が不明であり、ハムスターではないですが、犬の場合、体の大小に関わらず、少量の摂取で重篤な症状出ているとの結果もあるようです。

毒性の発現はその動物の個体差に大きく関わるようです。

ハムスターでも手持ちできるサイズのアボカドで十分に重篤な症状が現れる可能性がありますので絶対に与えないでください。調理でアボカドを使用した際は、必ず手を洗いハムスターに触るようにしましょう。

ハムスターが誤ってアボカドを食べてしまった場合は?

ハムスターが誤ってアボカドを食べてしまった場合は、すぐに取り上げて摂取量を極力減らし、すぐに動物病院へ連れていきましょう。

アボカドの「ペルシン」の致死量が、個体差に影響を受けるため、助かる可能性が少なからずあります。

それでも少量の摂取で重篤な症状がある場合はありますので、ハムスターのそばに置かず、食事でアボカドが出た場合は、ハムスターと離し、食事が終わった後必ず手洗いをしてハムスターに触れ合いましょう。調理後も同じく手洗い必須です。

ハムスターってアボカド食べられる?まとめ

ハムスターはアボカドを食べられるのか?まとめると

  • ハムスターはアボカドを食べられない
  • アボカドの毒性は「ペルシン」
  • ペルシンの症状の発現には個体差がある
  • 誤って食べさせた場合は、取り上げて摂取量を減らし、動物病院へ
  • アボカドを調理に使った、食べた場合は必ず手洗いをしてからハムスターと触れ合う

となります。ハムスターにとって強い毒性を持つとは思いにもよりませんでしたね。ハムスターのみならず、犬、猫、鳥類、うさぎなど様々な動物への毒性があるためハムスターと共に飼われている動物へも注意してあげましょう。


ハムスターには与えられない美味しい森のバターアボカド。ここまで様々な動物に毒性があるとなぜ人だけが克服しているのが気になりますね。

実は、猿などの霊長類にも毒性が発現しないとの報告もあるようです。一説にはタネを運んでもらうために動物に食べられたいが、種が大きく、リスなどが遠くへ運ぶことができず、その場で食べてしまうのを防ぐために毒性が出現し、猿などの霊長類が頬に入れて運ぶことを前提にして霊長類に毒性がないようにしたのではないかとの考察があるようです。

私たちが思うよりもずっと植物は頭がいいのかもしれませんね、アボカドの思い通りに私たち人が栽培しているのかもしれません。ちなみにアボカドは約500種類もあり、日本で売られているアボカドは「ペルシン」の含有量が他のものに比べて高いとか。動物へは絶対に与えないようにしましょう。

美味しいアボカド、ハムスターへも与えてあげたい気持ちをグッと堪えて長生きさせてあげましょう。

あなたとハムスターの楽しく少しでも長い幸せを願っております。