この記事では、以下のことについて紹介しています。
ハムスターはどれくらい生きるの?
ハムスターの寿命は、種類によって違います。本、インターネット等などで調べた平均は以下の通り。
ゴールデンハムスター(キンクマ、クロクマ、トリコロール等含む)
2年半~3年程度
ジャンガリアンハムスター(パールホワイト、ブルーサファイヤ等含む)
2年~3年程度
キャンベルハムスター
2年~2年半程度
ロボロフスキーハムスター
2年程度
チャイニーズハムスター
2年~2年半
所感
調べる限り、近年はゴールデンハムスターを除いて、私が学生だった頃よりも半年ほど長生きするようになっていますね。新たな発見。飼い方が確立され、ハムスターのストレスが少なくなったのかもしれませんね。
キャンベルや、チャイニーズは、昔の本には載っていなかったです。学生の頃は、ジャンガリアンと、ロボロフスキーを、大きな段ボールで一緒に飼っていました。
今思うと、なかなかすごいことをしていたなと反省しています。よく段ボールに穴が開かなかったな…。
ハムスターを長生きさせるには?
ハムスターを長生きさせるには、以下の3つのことに気をつけましょう。
- ストレスをかけない
- エサに気をつける
- 定期的な健康観察をしよう
ストレスをかけない
ハムスターの健康を害さないことが一番の長生きの秘訣になります。
ストレスをかけないことは、日々のハムスターとの生活において、一番重要な項目です。
ハムスターがストレスになるものは以下の通りです。日々行う回数が多いと思われる順に書いています。対処法や、改善方法も書いています。
接し方
ハムスターと接する際に、頭から手を被せるように抱えようとしていませんか?野生のハムスターは、被食者の立場にあり、大型の動物から逃げる立場です。頭の上から、覆い被さるよに手を差し伸べると、恐怖を感じでしまいます。ハムスターの個体によっては、噛み付いてしまう子もいるようです。ハムスターを抱えるときには、下からすくうように抱えてあげましょう。又、ハムスターは夜行性のため、自分から起きて来ない限り、日中での触れ合いは控えてあげたほうが良いでしょう。
大きい音や、強い匂い
ハムスターは、目があまり良くありません。そのため、聴覚と嗅覚がとても発達しています。飼い始めの頃は、飼い主の足音や、扉を開ける音でも敏感に反応し、固まったり、ハウスに逃げ込んだりとしていたはずです。扉の開閉や、大きい音の出るところでの飼育は控え、静かな場所で飼ってあげましょう。嗅覚に関しても、強い匂いのするものを触った後での触れ合いをしない、匂いのあるものを触った時は、手を洗ってから接するように配慮してあげましょう。手を洗ってから接してあげるように習慣づけると、風邪などにもかかりにくくなります。
ハムスターの行動の邪魔をしない
ハムスターの行う行動、ここでは、毛繕いや、滑車、背伸び、あくびなどハムスターが行う行為の最中に、触れ合おうとしたり、毛繕いが長いので心配になって、中断させたりと行動を制限してしまうとハムスターのとって大きなストレスになります。病気が疑われる場合を除いて、ハムスターの行動が終わってから触れ合うようにしましょう。
エサに気をつける
ハムスターの健康に直結する食事、ひまわりの種などを毎日与えていませんか?
ひまわりの種には、脂肪分が多すぎて、そればかりあげると栄養が偏り、病気の元となってしまいます。
基本的には、ハムスター用のペレットをあげましょう。しっかりと栄養を考えて作られています。
さまざまな穀物や種と一緒になったペレットも販売されていますが、こちらも選り好みをしてしまい、結果同じものばかり食べてしまいますので、お勧めしません。
ひまわりの種や、ドライフルーツなどはついつい好きなだけ与えてしまいますが、たまに与えるおやつ程度にしましょう。書いている私も耳が痛いです。
定期的な健康観察をしよう
ハムスターの健康状態を知るために、定期的に健康観察をしましょう。観察するものは、以下になります。週に1~2回で良いです。
体重
ハムスターの適正体重内であるか、確認をしましょう。体重は、クッキング用の計量器等ではかると良いです。
ゴールデンハムスター
オス:85~130g メス:90~150g
ジャンガリアンハムスター
オス:35~45g メス:30~40g
キャンベルハムスター
オス:35~45g メス:30~40g
ロボロフスキーハムスター
オス、メス共に:15~30g
チャイニーズハムスター
オス:35~40g メス:30~35g
歯並び
ハムスターの歯は、上下2本ずつ生えています。上の歯より、下の歯が少し長く、噛み合うようになっています。こちらが、しっかりと噛み合うか、どちらか一方が長くないか、もしくは、かけていないかなどを確認すると良いでしょう。上の歯同士、下の歯同士の間にに少し隙間があっても、自分で開閉できるようなので、曲がってしまって隙間が空いているのか、一時的なものなのか、しばらく観察してみると良いです。もし、曲がってしまっている場合は、動物病院さんに相談しましょう。歯が曲がらないようにする予防としては、噛むための木(かじり木)や普段あげているペレットを硬くするなどが効果的です。ケージの柵を噛んで曲がってしまう場合もあるため、その時は、柵のないケージへ変更したほうが良いです。
毛並み
ハムスターの毛並みに艶があるか皮膚に炎症はないか、はげているところがないかを確認します。艶の方は、年齢とともに少しずつなくなっていきますので、年齢と照らし合わせて確認すると良いかと思います。皮膚に炎症がある場合は、アレルギーや、ダニが疑われますので動物病院さんに相談しましょう。はげているところも確認できたら、こちらも動物病院さんへ相談が良いです。よーく毛並みを観察すると、ハムスターによっては、ほくろがあったりして、新たな発見ができますので、意外と楽しいですよ。
お尻の状態
ハムスターのお尻は健康のシグナルになります。しっぽが濡れていないか、血がついてないか、異物がないかなどを確認します。しっぽが濡れているいわゆるウェットテールは、下痢や、寄生虫などのシグナルですので、気をつけて観察しましょう。血液の付着等も血尿や、痔などの疑い、雌雄によっては、子宮からの出血の可能性もあります。出血は、迷わず、動物病院さんへ連れていきましょう。異物は、寄生虫であったり、脱腸を起こすこともございますので、確認しましょう。
ハムスターの最長寿記録について
歴代最長で、ギネス記録にもなっているハムスターの長寿記録は、イギリスの女性の方が飼育してなんと4年と6ヶ月になります。
種類と、性別は確認ができませんでしたが、3年生きるとしても、1,5倍長生きされていますね。
人間で言えば、やしゃごまで面倒見れそうです。とても愛情深く育てられたのでしょうね、幸せなハムスターと飼い主さんだったことでしょう。見習いたいものですね。
終わりに
ハムスターの寿命について、まとめてみました。私が、子供の頃よりも調べる限りでは半年近く長生きするようになっていますね。
これは、昨今のペットショップさん、飼い主さんの努力の賜物でしょう。エサなどもしっかりと考えられて作られてきているのでしょうね。子供の頃は、ハムスターに触りたいばかりで、ハムスターのストレスなど考えずに接していましたが、あの時のハムスターは、怒ることなく、懐いてくれました。今思えば、感謝の一言ですね。
我が家のCAMも少しでも自分らしく過ごせるように、ストレスフリーでお互いに接することができるようにしていきたいです。
皆様の飼われているハムスターが、少しでも長生きできるお手伝いができることを祈っております。