ハムスターを飼っていると、「うちの子、何時に起きてるんだろう?」「昼間に起きてきて大丈夫?」と気になることがあると思います。
ハムスターは夜行性の動物ですが、個体差もあり、起きる時間や活動サイクルには一定の傾向があるようです。こちらを調べてみました!
この記事では、
・健康なハムスターが起きる時間
・平均的な睡眠時間と活動時間
・昼間に起きる・夜に寝るなど“異常な生活リズム”の原因
・原因別の正しい対処法
をまとめて詳しく解説します。
普段の生活リズムは、ハムスターの健康状態を知る大切な指標です。ぜひ日々の観察に活かしてください。
1. ハムスターは何時に起きる?健康なハムスターの活動時間
● 基本は「夜行性」
ハムスターは本来、天敵から身を守るために 暗くなると活発になる夜行性 の動物です。基本的に野生のハムスターは、日中は巣穴で暮らし夜間に餌を探すために行動をするようです。
● 多くのハムスターは “夕方〜夜にかけて” 起き始める
個体差はありますが、一般的には以下が目安です。
| 種類 | 起きる時間帯の傾向 |
|---|---|
| ジャンガリアン | 17時〜20時頃 |
| キャンベル | 18時〜21時頃 |
| ゴールデン | 19時〜22時頃 |
季節や部屋の明るさによって多少の違いはありますが、
夕方以降に少しずつ活動を始め、深夜〜早朝に最も活発になるのが健康なハムスターです。夕方にペットショップに行った方がいい理由がこれですね。昼間からペットショップで起きているハムスターは、昼夜逆転気味の子のようです。
● 起きる前のサイン
- 巣箱の中でモゾモゾ動く
- 目だけ薄く開ける
- 耳やヒゲがピクピク動く
完全に起きる直前は軽く伸びをしたり、毛づくろいをしたりする姿も見られます。可愛いですね。
2. 健康なハムスターの睡眠時間は?
● 1日の睡眠時間の目安:12〜14時間
夜行性とはいえ、
実はハムスターはかなりよく寝る動物のようです。
・夜の活動時間:6〜10時間
・昼間の睡眠時間:12時間前後
・隙間時間のうたた寝:1〜2時間ほど
合計すると 12〜14時間程度の睡眠 を確保していることが多いです。
● 昼間はほぼ寝ていて正常
昼間に「全然起きない」「構ってくれない」などは正常。
むしろ昼間に長時間起こすとハムスターにとってストレスになり、下痢や噛み癖、体調を崩すことがあります。
3. 昼間に起きる・活動しない…これって異常?
ハムスターの生活リズムはある程度個体差がありますが、
以下のような場合は異常の可能性があるため注意が必要です。
● 異常の可能性がある行動
- 昼間に長時間起きている(3時間以上)
- 夜に全く回し車で遊ばない(個体差もあります)
- 普段と比べて行動が著しく減っている
- 朝方でもほとんど動かない
- 寝てばかりで水も餌も減らない
これらは単なる「昼型」ではなく、体調不良・環境ストレス・老化・病気などが原因の可能性があります。改善が必要です。
4. 異常な生活リズムの原因
① 温度が合っていない(最も多い原因)
・寒い → 省エネ状態で動かない
・暑い → バテて活動量低下
特に寒い時期は 疑似冬眠(低体温症) に入ると、昼夜の行動サイクルが乱れます。さらには、命の危険もあります。
適温目安:20〜26℃
② ケージが明るすぎる・暗すぎる
ハムスターは光に敏感。
・昼間なのに暗い → 夜と勘違いして活動し始める
・夜なのに明るい → 眠くなり、夜行性リズムが崩れる
部屋の照明、窓の光、テレビなどの影響も大きいです。ブランケットやタオルなどをかけて調節しましょう(完全に覆うのではなく、通気をさせるように)。
③ 病気や体調不良
昼夜逆転に加えて、次のような症状がある場合は要注意です。
- 食べない・痩せてきた
- 呼吸が荒い
- 目やにが多い
- 下痢が続く
- トイレに行く回数が減った
- 水を飲まない
病気(腫瘍、感染症、消化不良、糖尿病など)があると、昼夜問わず眠り続けることがあります。
④ ストレスが強い環境
ストレスが溜まると、寝付きが悪くなったり、起きていても活動量が減ります。
原因の例
- ケージの掃除が多すぎる
- 騒音、テレビとケージが近い、話し声
- ペットや子どもに頻繁に触られる
- 引っ越し・模様替え
- ケージが狭い
夜行性のリズムが乱れやすくなり、昼に起きてしまうこともあります。
⑤ 老化(1.5〜2歳以降)
高齢になると睡眠時間が長くなり、
夜の活動量も一気に減ります。こちらは致し方ありません。
ただし昨日は元気で今日は「急激に動かないようになる」や「昼夜逆転する」などの変化がある場合は、老化だけではない可能性もあるため注意が必要です。
5. 原因別の正しい対処方法
① 温度が原因の場合の対策
- 室温を 20〜26℃ にキープ
- 冬はパネルヒーターや毛布で保温
- 夏はエアコンを使って暑さを軽減
- 温湿度計をケージそばに置く
寒さ・暑さの改善だけで行動が戻ることも多いです。
冬のヒーターのおすすめはこちら(直上温度が+7℃です)
② 光の環境を整える
- 昼は明るく、夜は暗い環境を作る
- 直射日光が当たらない明るい場所にケージを設置
- 夜の部屋の照明はできるだけ控えめに
- ケージ全体に布をかけるのはNG(蒸れ、通気が悪くて危険)
「昼夜のメリハリ」を意識するだけでも改善します。
③ 病気を疑う場合の対策
以下があれば、すぐに動物病院へ。
- 24時間以上ほとんど動かない
- 餌・水を全く食べない
- 急に痩せた
- いつもの回し車をまったく使わない
- 呼吸が苦しそう
病気による生活リズムの乱れは、家庭では対処できない場合が多いです。動物病院に相談しましょう。
④ ストレスを減らす環境作り
- そっと見守り、起きていない時はむやみに触らない
- ケージの掃除は週1回(トイレなど部分掃除はOK)
- 静かな部屋に置く
- 回し車やトンネルなど遊び場を充実させる
- 広めのケージ(60cm以上推奨)を使用
ストレスが減れば、自然と夜型の行動リズムに戻ります。
⑤ 老化の場合の対処
- 起きている時間に優しく給餌
- ペレットを柔らかくして食べやすく
- 回し車は負担がある場合は撤去
- 温度管理をより丁寧に
- 様子を毎日観察
高齢ハムスターは体力が低下しやすいので、生活リズムの変化にも敏感に気づいてあげましょう。
6. まとめ:起きる時間は健康のバロメーター
ハムスターが何時に起きるかは、
健康状態や生活環境を知る大切な指標です。
✔ 健康なハムスターは?
- 夕方〜夜に活動開始
- 深夜〜早朝が最も活発
- 睡眠時間は12〜14時間
✔ 異常のサイン
- 昼間に長く起きている
- 夜に全く動かない
- 食欲不振
- 動きが鈍い
- 24時間以上行動が低下
✔ 原因と対処
- 温度管理 → 20〜26℃
- 光環境の改善
- ストレス軽減
- 病気の疑いは動物病院へ
- 老化は優しいケアを
ハムスターの行動リズムはとても正直です。
「いつもと違う」は、必ず何かのサイン。
日々の観察と適切な環境作りで、ハムスターが安心して夜を過ごせるよう整えてあげましょう。

