この記事では、以下のことについて紹介しています。
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ハムスターのおやつについて
初めにハムスターのおやつについての説明をいたします。
ハムスターのおやつとは、総合栄養食のペレット以外の食べ物を指します。
よくある勘違いとして ”ひまわりの種” を ”主食” と思い、
毎日おなかいっぱい食べさせている人が居ますが、
ひまわりの種だけでは、脂肪分が多すぎて栄養が偏ってしまいます。
それだけでは栄養が補えないものは、この記事ではおやつといたしますね。
おやつの種類
果物
りんごや、いちご等、普段私たちが食べるものもおやつとして与えることが出来ます。
市販では、ハムスター用のドライフルーツがあり、種類も様々あります。
シード
代表的なおやつのひまわりの種や落花生、とうもろこし等の種子もオヤツとして与えることが出来ます。
こちらも市販では、乾燥しており長持ちします。
たんぱく類
にぼしや、ミルワームなどのタンパク源となるおやつもあります。
見た目がそのままの物を使用しているので、抵抗のある方もいらっしゃるかも?
加工食品
現在では、豆腐やクッキー、チーズなどの加工食品も市販しています。
とても種類があるため、あげている私達の方も楽しくなってきますね。
大まかなおやつのイメージは掴めましたでしょうか?
次では、適切な量について考えていきましょう。
どれぐらい食べていいのか?
1日に食べて良いおやつの量の測り方を考えましょう。
そのためには、まず1日にハムスターが食べて良いエサの量を考えます。
まずは、1日のエサの量から計算しよう!
おやつの適切な量の前に、1日の適切なえさの量を見ていきましょう。
すでにハムスターの1日に必要なエサの量は、決まっております。
ハムスターの体重の5~10%となります。
詳しく知りたい方はこちら
ゴールデンハムスター100gの子がいるとして食事の量を10%とすると
100g × 10% = 10g
と計算できます。
1日に食べていい適切なエサの量、こちらの ”10g“ を基準としておやつの適切な量を考えていきましょう。
ハムスターの1日の適切なおやつの量について
我々、人の子供が1日に食べても良いおやつのカロリーが概ね消費カロリーの10%程度です。
(参考:農林水産省Webサイト)
又、犬や猫のおやつの量も消費カロリーの10~20%程度と言われていますので、
ハムスターも食事の10~20%以内に収めるのが妥当でしょう。
上記の理由によって、
体重100gのゴールデンハムスターの子は、
1日に1~2g程度
のおやつが適切といえます。
おうちのハムスターの体重を測ってぜひとも正しいおやつの量を測ってみてください。
おやつの適切な量の例(CAM参照)
CAMの体重
130g
1日の適切な食事の量
13g
1日の適切なおやつの量
1.3g~2.6g
こちらを元に、我が家にあるおやつを “2g“ で測ってみました。
ドライフルーツ
卵ボーロ(ハムスター用)
シード類
チーズ
このような形になりました。ドライフルーツ、チーズ類は意外と重たいので量が少ないですね。
それでは、おやつを与えて良い頻度についても考えていきましょう。
頻度はどれぐらい?
それでは、おやつの頻度について考えましょう。
ハムスターの体重が “適切な範囲内で異常がなければ” 量を守って、毎日でも構わないでしょう。
ハムスターの適正体重についてはこちら
おやつの頻度を考える時は、肥満になってしまった場合や、病気の気配がある場合です。
では、気をつけるべき肥満になった場合、病気の気配がある場合を説明しましょう。
- 肥満になったらどうする?
- 何の病気に気をつける?
肥満になったらどうする?
ハムスターが肥満になったら、おやつを一時中止してみましょう。
減らした分の食事は、総合栄養食で補いましょう。2~3週間で変化がなければ、別の理由も考えられます。
ストレスによって肥満にもなりますので、おやつを絶ってしばらく様子を見ても体重が減らないようでしたら育てている環境にストレスがないか調べてみましょう。
体重が減ってくれば、またおやつを与えてもよいかと思います。
豆腐や、ドライベジタブルなどカロリーの低いおやつもあるため肥満を治した後に、カロリーの低いおやつに切り替えるのもいいですね。
なんの病気に気をつける?
おやつの与えすぎで、気をつけるべき病気、肥満の次は、
“糖尿病“
です。
ここでは、後天性の2型と言われる糖尿病を指します。
ドライフルーツ等、糖分の多いおやつを与えている方は、糖尿病にかかっていないか時々確認してみましょう。
見分ける方法
- 前と比べて極端に ”食欲が増加している”
- 治療をしても ”肥満が治らない”
- “水分をよく取る” ようになった
- “尿が甘い匂いがする”、ありなどが寄ってくる
- 以前と比べて、 ”極端に活動している” 又は、 ”極端に活動しなくなった”
上記の物はいずれも、糖尿病の症状になります。
もしかすると、と思われた方は、一度動物病院の受診をお勧めします。医師の指導を受け、適切に治療しましょう。
上記の理由がなければ、1日に1度のおやつは、ハムスターと飼い主のスキンシップの大切な時間となってくれますので、オススメです。
終わりに
余談ですが、我が家では、病気にならないようにと、2日に1度程度で与えています。野菜や豆腐などのヘルシーなものも織り交ぜると、ハムスターにとってより健康的で質の良いスキンシップの時間となるかと思います。
皆様とハムスターの健康で幸せなスキンシップができる時間が少しでも長くなることをことを祈っております。