この記事では以下のことについて紹介しています。
ハムスターの毛繕いは何をしている?
ハムスターが毛繕いをしているときは、自分の匂いをつけたり、身なりを整えたりとプライベートの時間になります。
ケージの中で、飼い主に見えるように毛繕いをしているのであれば、安心している証拠になるでしょう。
他にも様々あり、毛繕いによって、ハムスターが得ているものには、以下のものがあります。
- 自分の匂いを取り戻している
- 埃やゴミを取り除いて清潔を保っている
- 痒みによる毛繕い
自分の匂いを取り戻している
ハムスターは嗅覚が鋭く、自分の体から自分以外の匂いがすると、自分の匂いをつけつるため、毛繕いをします。これは、野生の時、外敵から身を守るための行動の名残りと思われます。
飼い主がハムスターと触れ合った後や、ケージを掃除し床材等を入れ替えた後などの毛繕いがこれにあたります。
手のひらに乗って、毛繕いをするハムスターなどは、よほど飼い主に気を許しているといえるでしょう。
埃や、ゴミを取り除いて清潔を保っている
清潔を保つための毛繕いもあります。
背中に手が届かないため、口を使って、できるだけ埃や、ゴミを取り除こうとするためです。
寝起きや、トイレ後の毛繕いがこれにあたります。
痒みによる毛繕い
アレルギーやダニによるかゆみが理由で、毛繕いをしている場合があります。
厳密には、毛繕いのように見える行動になるのです。
痒みが伴うため、しきりに掻いたり、元気がなくなったりします。
ハムスターの良い毛繕い、悪い毛繕いの見分け方
良い毛繕い
良い毛繕いは、匂いをつけたり、埃やゴミを取り除くための毛繕いになり、行動がパターン化しています。
飼い主と触れ合った後や、寝起き、トイレ後など毛繕いの前に行う行動が関係しています。
我が家のCAMは、寝起き後、エサをあげた後、トイレ後、触れ合った後などによく毛繕いをします。
飼われているハムスターをよく観察しているとパターンがわかるかと思います。
悪い毛繕い
上記とは異なり、毛繕い前の行動が伴わない時や、毛繕いの箇所が右足だけなど、偏っている時、毛繕いをした箇所の皮膚に炎症がある、毛繕いをした場所の毛がはげている等、見た目にわかり易い場合が多いです。
皮膚に炎症が伴ったり、皮膚を強くかんで、毛がはげている時は、アレルギーやダニなどに噛まれている場合がありますので動物病院に相談をすると良いでしょう。
合わせて、ケージの掃除を行うとより効果的です。
終わりに
ハムスターの毛繕いには、理由があります。その行動は、ハムスターにとってとても大切な行動になりますので、途中で中断させたりするのは、控えた方が良いでしょう。ストレスになります。
又、匂いに敏感なハムスターは、強い匂いを嫌うため、触れ合う前などは、手を洗い、ハンドクリームなどの匂いを落としてあげると喜びます。
香水の使用や、部屋の芳香剤をハムスターの近くに置いたりすると、自分の匂いがわからなくなり、こちらもストレスが溜まるようです。
ですが、逆に言えば手洗いなどをしっかりとして、飼い主の匂いがわかると懐くのも早くなりますので、触れ合う際には、匂いを意識してみてください。
最近ハムスターを飼い始めた方にはお勧めです。1日も早い飼い主とハムスターのストレスフリーな生活が来ることを祈っています。