この記事では、以下のことについて紹介しています。
ハムスターに最適な温度は?
夏、暑くなってきましたね。ハムスターって暑いのには強いのでしょうか?
本などではハムスターの適温は、20~26度前後と言われたりします。
暑さには弱いのかもしれませんね。本に適温の根拠が書かれていないので考察してみます。
適温を測るには、原生地の温度などと比較すると良いかと思いました(私見)。
ハムスターの原生地の年間の温度を調べてみると
- ゴールデンハムスター -1~39℃
- ジャンガリアンハムスター -11~34℃
- ロボロフスキーハムスター -20~30℃
- チャイニーズハムスター -8~30℃
- キャンベルハムスター -11~34℃
となりました。夏の対策としては、高い方を見ていけば良いかと思います。ちなみに湿度は全ての原生地で日本より低いです。
同じサイトで日本の年間温度を確認すると
- 日本 -0~34℃
になります。あれ、意外と暑いの大丈夫そうじゃね?日本もそんなに変わらないし、20~26℃前後ってどこからきてるん?
考えて思い当たるのは、ハムスターの活動を考えた土の中の温度と夜間の温度をもとにしているでは?と言うこと。
土の中では、温度が深さに応じて一定に保たれており、ハムスターの生息する土の中の温度変化の範囲内を適温と言っていると思われます。
ハムスターはどれくらい土を掘るのか?ちょっと調べた限りは出てきませんでしたので、ネズミをもとにしました。
ネズミは、最大で18インチ(45.72cm)ほどの穴を地中に掘るようです。ハムスターも体格的にこの前後かと思われます。
確かに、土を40cmぐらい掘ると日光の影響は少なくなり、夏でも適温となる20~26前後になりそうですね。
夏でも原生地では夜間、30℃を超えることはまずないでしょうから、夜行性の習性を考えても納得のいく数字かと思われます。
そのため、ハムスターの適温は20~26℃前後で間違いないようですね。うん、間違いない(私見)。
適温 20~26℃前後
それでは、次は、ハムスターの夏の温度対策について考えていきましょう。
ハムスター、夏の温度対策
ハムスターの適温を調べていくうちに、土の中の気温の一定さが気になりました。
土の中で暮らしていると暑くなったら、下に掘ったりと自分で調節するかと思いますが、部屋で飼っていると、ハムスター本人で簡単には温度調節ができないですね。
そのため、ハムスターの部屋全体で気温をある程度一定に保つ必要がありそうです。
また、ケージにあたる直射日光、エアコンの冷風などにも気をつけ、室内でも温度変化の緩やかな場所に置く必要があります。
対策としては、温度が一定となると、エアコン一択になりますね。
しかし、エアコンだけでは、室内の温度にムラができるので、ケージを思ったように動かせない、エアコンからケージが近い、遠い人などは、補助として扇風機やサーキュレーターを使うと室内の空気が循環して温度が一定に保たれるかと思います。
エアコンと扇風機、サーキュレーターを合わせると節電にもなりますのでおすすめです。
最後に私が使っているものを紹介していきますね。
温度対策に必要なもの
ハムスターが快適に過ごすにあたっては、土の中と同じぐらいの温度の安定性を出す必要がありますね。
そのために必要なものは、
- エアコン
- 扇風機orサーキュレーター
- 除湿器(エアコンに除湿機能がない場合)
となります。
エアコンは備え付けのもので構いません。つけっぱなしにしましょう。
壊れたり、買い替えを検討されている方は、部屋の畳数より少し大きめのものを買うと室温がかなり安定します。
エアコン
私がエアコンが壊れて、買い替えたものは、こちら(三菱霧ヶ峰10畳用)
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*Amazonの方は室外機なしの値段になります。
こちらは後述する冷房をつけながら湿度調整(タンクの満水気にしなくていい、暖房はできない)もでき、除湿器を別に買う必要がありませんのでかなり便利。
弱点は、一定時間運転すると自動的にフィルターお掃除をしてくれる機能があり、掃除の時間のみ室温が上昇します(OFFにできます、我が家は今の所つけっぱなし)。
ムーブアイにて人のいるところを感知しその周辺を冷やして体感温度を下げてくれる機能がありますが、室温にムラができそうなので、サーキュレーターと併用しています。
もうすでにエアコンを持っている人は、扇風機と除湿機があればOKです。
扇風機、サーキュレーター
エアコンのみに頼っていると足元だけが冷えてしまいます。
これは、冷気が空気より重く下に溜まるためです。冷凍庫やドライアイスを開けた時に白い冷気が下に出るのをイメージするとわかりやすいかも?
ハムスターのケージの置き場所によっては、冷えすぎてしまいます。その対策として扇風機、サーキュレーターを使用しましょう。
お勧めは、高さがなく、上下左右に動いてくれるサーキュレーターです。床から満遍なく空気を循環してくれます。
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扇風機は高さが高いもの、上下左右に首を振ってくれないものが多く、試してみる限り我が家ではサーキュレーターに軍配が上がりました。
サーキュレーターの置き場所についてですが、
エアコンの正反対に置いてエアコンに向けて風邪を送るのが節電の面でも、空気循環の面でもいいようです。
R4 6/19 現在九州住みの私の家では、上記のエアコン26℃設定(湿度50%設定)でサーキュレーターを使用し23℃前後、湿度60%です(畳部屋)。
除湿機(エアコンに除湿機能がない場合)
ハムスターの原生地では、湿度がかなり低く、温度と合わせて対策が必要です。
詳しくはこちら
ハムスターの原生地では、雨が降りづらく、土の中(巣穴の中)の湿度もある程度低いと考えられます。
カビなどの繁殖を防ぐ目的としても、除湿をして湿度を60%前後でキープしましょう。
ハムスターの体調を一番に考えると常時60%キープがいいですが、カビの繁殖などの風邪のひきにくい状態を保つ程度なら、二日に一回60%をキープするので良いかと思います(カビの繁殖が抑制されるため)。
お勧めは、コンプレッサー式の除湿器です。温度上昇を抑え、エアコンとの併用に向いています。
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コンプレッサー式で温度上昇が防げます。仕組みは簡単に言うと氷の入ったコップに結露が出る仕組みを使って湿気を集め、除湿した空気を常温にして送る感じです。
電気代も暖めて乾燥させるわけじゃないので、電気代が低く抑えられます。(電気は温める方が多くのエネルギーがいるそうです)
除湿機のデメリットは、つけっぱなしにしてもタンクの量で制限がかかることです。水を捨てる手間もあります。
それでも、つけない場合を考えると、ハムスターの体調に直に影響がかかるので、必要な世話だと割り切ってつけてあげるのが良いかと思います。
まとめ
- ハムスターに最適な温度は20~26℃
- 日本の夏場は温度対策必須
- 最適解は、除湿機能付きエアコン+サーキュレーター(私見)
ハムスターの原生地は、平均温度日本とそんなに変わらないですが、土の中の生活や、湿度を考えると日本の夏は対策をしないとバテてしまいそうですね。
ミドルクラスのエアコンは高いですが、機能が充実していて省エネ性能も高いので将来的にみるとコスパいいと個人的には思いました。
エアコンが故障したり、買い替えを検討している方には、おすすめです。
逆に今あるエアコンを取って無理に買うとトータルコスパ悪くなると思うのでお勧めしません。
あなたとハムスターとお財布に優しいブログを目指します。