この記事では、以下のことについて紹介しています。
ハムスターは暑さに強いか?
ハムスターの適温は 20~26度と本や、インターネットには書かれています。
ほぼ人間の適温と同じで、同じ部屋ならば、さほど苦労せずに適温にできるでしょう。
でも、外出時もクーラーはつけておかないといけない?別の部屋で飼っているけど、対策は必要なの?そんなことを、調べてみました。
野生のハムスターの生息地は、種類によって異なり
ゴールデンハムスターはシリアとトルコの国境付近
ジャンガリアンハムスターは、シベリア、カザフスタン共和国、中国北部
ロボロフスキーハムスターは、カザフスタン共和国、モンゴル、ロシア
などに住んでいます。
それぞれ、夏の温度を確認していきましょう。
シリアトルコ間の気温ガズィアンテプの 夏の平均気温は最高35度~最低22度ほど
カザフスタン共和国の平均気温は最高34~最低14度ほど
めっちゃ幅がありますね。ですが基本的に野生のハムスターは、地中に巣穴を作り生活します。
また、夜行性のため、夏の暑い日差しが出ている日中に外を移動することは、あまりないでしょう。
巣を作る地下の温度は、外よりも穏やかです。夏は、外より冷え、冬は、外より暖かいようです。
参照 環境省 地中熱とは 様 R4/5/14転載
https://www.env.go.jp/water/jiban/post_117.html
こちらを見ると、気温30度の時、地中は、28~25度ほどになるようです。
やはり、おおむね本などに書いてある適温と同じようですね。夜に行動する習性も、過ごしやすい気温を狙っているのかもしれません。
これらのことから、ハムスターは、夏の暑さにそのままでは対応しきれず、地中などを利用し、適温を維持していると考えられます(私見)。
夏のいない間にクーラーを消して出かけるのは、やめた方が良さそうですね。
ハムスターの夏の対策について
それでは、ハムスターの夏の対策について紹介していきます。
- クーラーを常時使用する
- 湿気のない気温の一定な涼しい部屋で飼う
- アイスノンの利用について
クーラーを常時利用する
これが一番手っ取り早くて、簡単な方法になります。
適温の26度前後を設定温度にしてあげると良いでしょう。
ハムスターのケージがクーラーから離れている場合は、扇風機や、サーキュレーターを使用し空気を循環させると良いでしょう。
今の部屋にクーラーがない場合は、クーラーのある部屋に移動させて上げるのも手ですね。
電気代が高くつきますが、その子と長くて3年ぐらいの付き合いですので、それくらいは我慢してあげるのが寿命を延ばすことにつながるかと思います。
湿気のない気温の一定な涼しい部屋で飼う
夏の間だけ、涼しいところで過ごしてもらうというのもいいアイデアかと思います。
一日中日陰になっている北側の部屋などがあれば、日中の温度を確認しながら飼うこともできるかと。
ただ、ハムスターの原産地はどこも乾燥地帯ですので、湿度には、気を配ってあげましょう。
湿気のある部屋で発生するウイルスなどに免疫がない可能性があります。
アイスノンの使用について
一時的に外出する際にアイスノンなどを、ケージの屋根に置くと良いと本などで書かれています。
こちらも有効かと思いますが、注意点が幾つがあります。
アイスノンを使用すると、ケージの屋根に結露が発生します。これは、ケージないの湿気を集めてくれる利点がある一方で、蒸発はしないため、帰宅後に拭いて上げる必要があります。
また、アイスノンの使用で実際にどの程度の温度が下がるかを事前に測ることが必要です。
以下のものは、コードレスで利用できるため、お勧めです。
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アイスノンを利用して外出する際には、結露の処理と、実際の温度変化の確認を事前にしておきましょう。
生き物を飼っていると、少しの油断で取り返しのつかないことになる可能性があるため、ハムスターのためにもしっかりと責任を持って育てましょう。
野生のハムスターも知恵を使って、自分の快適な生活を送っているようですね。
飼われているハムスターは、いくら自分で気をつけても温度変化や、湿気の対策などには無力です。
しっかりと飼っていることを自覚して、支援をしてあげましょう。
なんだかんだ、クーラーが一番簡単で安全です。電気代は、ハムスターの可愛い仕草を見れる手数料とでも考えるととてもリーズナブルかと思いますよ。
いつまでもあなたとハムスターの時間が続くことを祈っています。