この記事では、以下のことについて紹介しています。
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うちのハムスター飲み過ぎ?
我が家のハムスターがさっきから、給水器をずっとカラカラ鳴らし続けている。そんな時はありませんか?
そんな時は、まず以下のことを行って本当に飲み過ぎなのか見分けてみましょう。
給水器の水の量を確認
ハムスターの給水器、多くの皆さんは、こちらのものを使用しているのではないでしょうか?
こちらの給水器、私も使っております。下のストロー部分に玉が入っており、そこを押し上げることで、水が出るタイプです。
この給水器、一つ欠点がありまして、ストロー部分に入っている玉が引っかかって水が出なくなる場合があるのです。
そのため、ハムスターは、出ない水を頑張って出そうとして、何度もチャレンジするわけですね。
その行動を、側から見た我々が、飲み過ぎかも?と警戒してしまうことがあります。
こちらの給水器を使用されている方は、まず、給水器から水が出ているか、ハムスターが飲んでいる時に水が減っているかを確認してみましょう。
減っていない場合には、上記のストローの詰まりが疑われますので、給水器を再度確認するか、新たなものを購入しましょう。
どのぐらい飲んでいるかの確認
給水器から水が出ているのであれば、次は、どの程度飲んでいるかになります。
焦ることのなく、まずは、給水器を使って調べていきましょう。
おすすめの調べ方は以下
- 給水器に満水まで入れる
- 時間を確認し、ハムスターケージに設置する
- 丸一日置いておき、水が減っているところに印をつける(付箋がおすすめ)
- 2と同じ時間帯に再度水を満水にし一日置いておく
こちらを何日か続ける、又は間隔を置いて測ることで平均的な水量を確認できます。
測った数値を元に、急激に増えているのか、誤差の範囲なのかを確認してみましょう。
種類別での1日の水分量の目安は、種類と個体によってかなり差が出ます。
ゴールデンハムスターであれば、10cc~30cc程度
ジャンガリアン、ロボロフスキー等であれば、3cc~8cc程度
※大まかな量ですので、この数値から少し外れている程度では、心配ないかと。
この値を大きく超えてしまってる場合には、原因を探してみましょう。私がリサーチして来ました。
なぜ飲みすぎるの?
それでは、あなたのハムスターがなぜ水を飲み過ぎてしまっているのか一緒に考えてみましょう。
飲み過ぎる理由としては、以下のものが考えられます。
- 糖尿病、腎疾患などの病気
- 加齢による臓器での代謝の低下
糖尿病、腎疾患などの病気
水を飲み過ぎる原因の一つとして、病気が挙げられます。
糖尿病は、血中のブドウ糖が多くなり過ぎると、ブドウ糖を大量の尿と一緒に排出します。
体から大量の水分が、失われるために、喉が渇き、水を多く飲んでしまうというわけですね。
糖尿病
見分け方としては、
- 飲み過ぎていて、おしっこも多く甘い匂いがする(又は、蟻がよって来る等)
- なかなかハウスから出てこない(疲労感がある)
- 身体をよく掻いている(脱水による乾燥肌)
- 体重がすごく増えている
- 傷などが治りにくい
です。思い当たることがあれば、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
続いては腎疾患の説明になります。
腎疾患のうち、疑わしいものは、腎不全になります。
腎不全とは、腎臓の働きが落ち、様々な症状が現れることをいいます。
腎臓の働きの一つとして、体内を巡ったの水分を再び吸収して体に送り出す働きがあるのですが、こちらが何らかの原因で機能が落ち、吸収が出来なくなっていきます。
そのため、初めに老廃物の少ない、色の薄いおしっこを多くするようになり、身体中の水分がなくなり、結果として水をよく飲むようになってしまうというわけですね。
腎不全
見分け方としては、
- よくトイレに行き大量のおしっこをするが、色が薄い(又は、匂いが少ない)
- 体をよく掻いている(脱水による症状)
- 疲労感がある
- 食欲が落ちている(尿毒症によるもの)
となります。
糖尿病との見分け方としては、尿の匂いや、色、食欲があるかどうかになってきますが、水を飲み過ぎて心配な方は、一人で判断せずに、まず動物病院の方に、相談しましょう。
加齢による臓器での代謝の低下
私たちは、おじいちゃん、おばあちゃんになるとどこかの病院にかかっていることが、多いですね。ハムスターはどうでしょうか。
彼らにも加齢によって腎臓などの臓器の機能の低下が見られるようです。ハムスターの寿命はおおよそ3年となります。
腎臓の機能が低下すると、上でもお伝えした通り、水分を吸収できなくなり、尿量が増え、脱水となり、水を飲む量が増えていきます。
こちらは、加齢によって徐々に水分量が増えていきますので、急に水をいっぱい飲み始めたということにはなりません。
定期的に水分量を確認すると、病気と見分けられるかと思います。
又、全てのハムスターが、加齢により水分量が増えるとは限らないので、歳をとって水分量が変化しなくてもおかしいということもないので、安心してくださいね。
終わりに
水を飲み過ぎる、又は飲み過ぎるように見える原因は様々ですね。
我が家では、以前毎日給水器の水を変えて、概ねの水分量は確認していたのですが、最近は、ルーズになって来ておりました。
CAMも今年の夏で、2歳となるため、そろそろ前のように水分量を把握できるように戻したいと思います。
ハムスターの仕草は、体調のバロメーターでもあるので、一緒に遊ぶ時などは、気をつけてみてあげると良いかと思います。きっとその愛情は届いていますよ。
皆様とハムスターの幸せな時間が少しでも長く続くことを祈っています。