この記事では、以下のことについて紹介しています!
安心する時はどんな時?
見てみたいですよね、ハムスターが安心している時
そんな安心している時はどんな時なのか、確認していきましょう。ハムスターの飼育本や、インターネットを元に三つに絞って集めてみました!
- 毛繕い、背伸びをしている時
- 見えるところで眠っている時
- 手のひらの上でご飯を食べている時
毛繕い、背伸びをしている時
ハムスターは野生のものをペットとして飼われ始め、1世紀を迎えようとしています。
元々は、ハンターである肉食動物から巣穴などで身を隠し、穀物などの食事を食べて生きてきました。
そういったこともあり、ハムスターは元々の動物としての習性で、気を抜いた姿をあまり見せません。
ハムスターを飼われたことがある人は、ピンとくるかもしれませんが、飼い始めの時、食事を取りに来ては、すぐに巣穴に戻り隠れてしまうというループをしばらく経験します。
この時には、ハムスターはまだ警戒しており、ケージの中でも自分の匂いが残った信頼のおける巣穴に食事を運んで、食べようとします。
場合によっては、トイレも巣穴の中でしてしまうでしょう。
そんなハムスターが、いつの間にか人前で目を閉じて毛繕いをし、背伸びをして四肢の緊張をほぐしたりしていれば、それはあなたにとても安心している証拠です。
見えるところで眠っている時
上に書いてある通り、ハムスターはもともと被食者であり、肉食のハンターから身を隠して休まなければなりません。
そんなハムスターが、あなたの見えるとことで、寝息を立てているのであれば、そこはとても安心できる場所という証拠でしょう。
ただ、こちらには注意する点もあり、室温が高いなど、普段の巣穴で寝苦しい場合の時もあります。
ハムスターの適温は、20~25℃ と言われていますので、外で寝ている時は、室温は大丈夫か、一度確認してみましょう。
手のひらの上でご飯を食べている時
言わずもがな、とても安心している証拠です。
ハムスターを飼う際に目標としている方も多いのではないでしょうか?
ハムスターに手のひらの上でご飯を食べてもらうとにやけが止まりませんね。
自然に手のひらの上でできるハムスターもいますが、大抵の場合は少しづつ手のひらの上でご飯を渡すのに慣れさせてから手のひらの上で食べてくれるようになります。
上の二つの安心している状態と違って一緒に達成している感じがして、一味違った嬉しさがありますね。
ハムスターを安心させるには?
ハムスターを飼い始めて間もない時には、なかなか安心した姿を見せてくれませんね。
少しでも早く安心してもらうにはどうすれば良いでしょうか?私なりに考えてみました。
- 飼い始めは無理をしない
- スキンシップの時間をハムスターに合わせる
- 飼い主の匂いを覚えてもらおう
飼い始めは無理をしない
ペットショップからハムスターを買ってきて、早く懐いてもらいたい気持ちはとてもよくわかりますが、当日〜3日目までは、ハムスターをケージや自宅の雰囲気に慣れてもらうために干渉を控えましょう。
こちらは、ハムスターの飼育本に必ずといっていいほど書かれています。
元いたペットショップ、ホームセンターから自宅へ移ると、温度から匂い、明かりの具合に至るまで何もかも違ってきます。
この時ハムスターは最大限に緊張し、警戒していますので、下手にスキンシップをとって飼い主の匂いを嗅ぐと警戒した状態で匂いを覚え、その匂いがするたびに緊張してしまいます。
そのため、かえって慣れてもらうまでの時間がかかってしまいます。極力、先に自宅の状態に慣れてもらうようにしましょう。
私たちでも、晩ごはんの匂いがしてお腹が空いたり、病院の消毒の香りがして緊張したりしてしまいますよね。ハムスターもきっとそうなのでしょう。
スキンシップの時間をハムスターに合わせる
ハムスターは、野生の時から夜行性で夜に活発に行動します。
飼育されているハムスターも基本的には夜行性のため、ご飯をあげたり、水を補給したり、掃除をするなどのスキンシップは、日が暮れてから行うようにしてあげましょう。
日中に、スキンシップを取ると眠たい時に起こされたようになりますので、ストレスを与えてしまいます。
ハムスターの生活に寄り添ってあげると、自然と慣れてくるのも早まりますよ。
記事を書く際に勉強した資料で面白いものがあったので貼っておきます。
演題 「体内時計のしくみと合わせ方」R4 5/8転載
PDFです。
https://www.med.kindai.ac.jp/anato2/koukai.pdf
内容は人に対するもので、研究として実験用のマウスを使用したものになりますが、ハムスターにもあはまるかと思います。
体内時計の調節には、明かりなどのきっかけが必要で、整うまでに1~2週間かかるようです。
やはり、飼い始めてからしばらくは、環境に慣れるまでに時間がかかるようですね。
飼い主の匂いを覚えてもらおう
ハムスターは、匂いや音に敏感で、逆に目はあまり良くありません。
仲良くなるためには、匂いに気をつけましょう。
飼い始めから、トイレの世話、水、餌の入れ替えなどの時に飼い主の匂いを覚えます。
そのため、基本的にハムスターの世話をする前には、いつも同じ石鹸で手を洗い、匂いをいつも同じものにすると早く覚えてくれるでしょう。
マウスの実験では、匂いを覚え、違う匂いでは取る行動が違うという結果も出ているようです。
私もハムスターの世話をする際には、必ず手を洗ってから世話をします。風邪などの予防にもなるので、一石二鳥ですね。
ハムスター、飼うからには仲良くなってもらいたいですよね。上記のことを意識すれば、必ず、距離は縮まります。
しかし、今回の記事を書くうえで勉強した内容の中には、遺伝子的に人に馴れにくいマウスもいるようでしたので、ハムスターも種類によって、遺伝子的に馴れにくい子もいるかもしれません。
そんな子には、無理に急がず、ゆっくりと時間をかけて愛情を注いであげると、きっと答えてくれると思います。
あなたとハムスターの幸せな日が少しでも多くなるように祈っています。