この記事では、以下のことについて紹介しています。
ハムスターってとうもろこし食べられる?
ハムスターにとうもろこし、普段何気なく与えていますよね。
私も何度か与えたことがありますし、なんなら、ハムスター用の餌にも頻繁に成分として入っています。
当然、ハムスターはとうもろこし食べられるって思っていました。調べるまでは・・・。
とうもろこし自体にはなんの毒性もありませんが、とうもろこしに繁殖するカビがやばい、やばすぎる・・・。
結論としては、「ハムスターはとうもろこしを食べられるが、とうもろこしの状態に要注意!!!」です!!!
とうもろこしのカビヤベェよ・・・ヤベェ・・・。
とうもろこしの毒性について
とうもろこし自体にはなんの毒性もありませんので、とうもろこしに繁殖するカビについて紹介していきます。
一番気をつけるべきもの、赤カビ。この中には、フモニシンというカビ毒があります。
こちらのカビ毒「フモニシン」は毒性が強く、ハムスターなどの齧歯類に毒性検査で発がん性が示されているようです。
フモニシンについて 食品安全委員会 様 R4 6/22転載
https://www.fsc.go.jp/visual/kikanshi/k_index.data/vol52_P2.pdf
人への影響は低いとのことですが、耐容1日摂取量(意図的に取らずに摂取している量で一生涯毎日とっても影響がないと推定される1日の量)を2μg(マイクログラム)/kgとしています。
別のこちらの記事で赤カビ病を発症したとうもろこしのフモニシン濃度を書いていますが・・・。
フモニシンはとうもろこしの穂の中で局在している 農研機構様 R4 6/22 転載
https://www.naro.go.jp/project/results/laboratory/niah/2014/niah14_s21.html#:~:text=%E5%9B%BD%E5%86%85%E7%94%A3%E3%81%AE%E9%A3%BC%E6%96%99%E4%BD%9C%E7%89%A9,%E3%81%8C%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82
高いもので25,000μg/kg!!!(カビのある部位を調べている、乾燥させたもの、局所的、穂の上の方)
発症したとうもろこしでは、カビの少ない下の方でも80μg/kgある・・・。えぇ・・・。アウトじゃね?(私見)
ハムスターは、体重も軽いので、より少ない量でより影響が出やすいと考えられます。
ゴールデンハムスターを仮に100gとして人間の耐容1日摂取量を基準とするならば、0.2μgとなります。
乾燥したとうもろこしが、0.2g前後のようなので仮にカビを見つけて上だけ除いたとうもろこしの下の方を与えたとすると(フモニシン濃度80μg/kg)
80÷10000(0.1gあたり)×2 =0.016 (カビのあるとうもろこしの下部一粒あたりのフモニシン量)
0.2÷0.016 =12.5(上記のとうもろこし何個食べれば、耐容1日摂取量になるか)
となり、カビの少ないところでは、12,5個/1日とうもろこしを与えると影響がある可能性があります。
主食として与えなければ、大丈夫そうですね。
問題は、カビの生えている場所
25000÷10000(0.1gあたり)×2 = 5(カビの多い上部一粒あたりのフモニシン量)
アウトォお!!!
カビの生えたところでは、一粒で耐容一日摂取量を15日分超えることになります。えぐっ!!!
しかも熱を通しても毒残るそうです。えぐっえぐっ!!!
以上の独自の計算から考えると、ハムスターが赤カビの生えたとうもろこしを食べるのは、ダメだと言っていいでしょう、一粒でも影響ありそう(私見)。
結論 カビの生えたとうもろこしや、色のおかしいとうもろこしは与えないようにしよう。
カビを取り除いた場所をおやつとして与える分には大丈夫かと思いますので、そのままの形でミックスされたエサなどは、とうもろこしを観察して問題なければ与えていいかと思います。でも勇気いりますね。
心配な方で完全に取り除きたい方は、ペレットなどにも配合されているので、原材料を確認した方が良さそうですね。
ハムスターにとうもろこしを与える際の注意点
とうもろこしに何もなければ、そのまま与えてしまって問題ありません。
ハムスター用の食事として買ってきたとうもろこしは、衛生管理されていると思いますが、一度目視をして確認をし、安全を確認してから与えるようにしましょう。
人の食用として買ってきたものを与える際も一度自分で味見をしてカビ臭くないかを確認しましょう。
ペレットに入ったコーンなどを気にされる方は、コーンの入っていないものを買うと良いかと思いますが、私がざっと調べたものは、全て入っていました。
コーンのないものを見つければ、こちらに紹介します。
恐るべしとうもろこし・・・、というかカビ。
私もポップコーン食べられなくなりそう(笑
とうもろこしだけには止まらないとは思いますが、改めてカビの怖さを知りました。
ちなみに人の食べるとうもろこしのフモニシン量には、基準値があり、未加工のとうもろこしで、4000μg/kgが最大の基準値とのことです。
また、食品からのフモニシン摂取での健康への悪影響を及ぼす可能性は、低いとする評価結果を 食品安全委員会 様はされているようです。
計算合わないような気もするけど、他に考慮すべき点があるのかな?狙って食べるなよってことかな?
日本語難しいですね。
この結果を信じるか信じないかは、あなた次第・・・?
あなたとハムスターの健康で健やかな日々を応援しています。